KUCHIBASHI DIARY 2010年3月2日

 
 全国に存在する裸祭りは、今はさすがに褌を着用しているが、
 昔は本当に素っ裸で行なわれていたという。

 男根が神聖なもので、それ自体をご神体にする祭りもあることを考えれば、
 そう言えばそもそも褌で隠す理屈がないのである。

 覆い隠すことなく、思う存分に神に献上すればいい。

 きっと非日常でハイになった男たちのペニスは、
 祭りの最中ににわかに勃起することもあったろう。

 しかしそれもまたよいのだ。
 
 そうすれば大地に射精すればいいだけの話である。
 
 大地に射精!
 世界との交合!

 それこそ祭りだ、という感じがなんとなくする。